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赤いカーテンの裏で
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 赤いカーテンの裏で何が起きているのでしょうか。中華人民共和国のことです。日本を抜き世界第2位の経済大国となりましたが、尖閣諸島での露骨な挑発行動にしても、不透明な軍拡路線にしても、秋の最高指導部交代にまつわる権力闘争にしてもあの分厚い赤いカーテンの裏側で何が起きているのか判然としません。少し立ち止まって考えてみれば、経済発展著しい中国の政治体制は、依然として共産党主義体制で、中国共産党の一党独裁です。ネット上の閲覧と削除、規制の実情をみれば言論さえ自由化されていないことは一目瞭然です。以前、「経済発展すれば政治も民主化されるはずだ」と述べていた自称専門家もいましたが、現実は全く違う方向に進んでいると言わざるを得ません。外交・安全保障政策は、現実を現実として捉え、戦略を構築する冷厳な「視座」が必要不可欠です。

 政治が民主主義で行われていないことは、決定的に重要な論点です。民主選挙もなければ国民の民意をうかがい知ることはできませんし、そもそも民意自体をどの程度尊重しているのかも不明です。当然、政治の意思決定プロセスが見えず、その方向性さえ予想しにくいものです。軍事費一つをとってみても、全体像が示されない中で党と軍部のどこがどの様にイニシアチブを握り決定をくだしているのか。東シナ海や南シナ海における露骨な権利主張と挑発活動についてもどういう戦略でどこがイニシアチブを握っているのか不明です

 日本においても政治と経済は別物だと主張する経済人も少なくありませんが、中国がレアアースなどを内外価格差をつけて販売し、日米欧がWTOに協定違反で提訴している問題についても、中国は政治と経済を別物としていると主張できるのでしょうか。政治権力の維持と経済発展は表裏一体である現実を直視するべきだと考えます。昨年秋に米国の新しいアジア・太平洋戦略が公表されました。一言でいえば、軍事力強化を背景に権益拡大を狙う中国の「封じ込み戦略」です。日本はこの戦略をしっかりと支持した上で、より緊密な同盟信頼関係の構築が急がれます。南シナ海に関してはベトナムなど関係国との信頼関係国醸成も重要です。


| 星野つよし | 18:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
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